日本の新首相がベトナムへの訪問


                 

              ベトナムを訪れている菅⾸相は、フック⾸相との⾸脳会談で両国のビジネス関係者の⼊国 措置を近く緩和することなどで合意しました。 菅⾸相の初めての外国訪問最⼤の⽬的はコロナの影響で落ち込んだ経済活動の回復です。 駐在員など⻑期出張者に加え、短期出張者の⼊国措置も緩和することで、ビジネス関係の 往来につなげたい考えです。 菅⾸相「新型コロナ禍からの回復に向けた協⼒です。本⽇、ビジネストラックの運⽤開始 と双⽅間の旅客便の再開でも合意をしました」 会談では、ビジネス関係の短期出張者に限って⼊国後に義務づけられている14⽇間の⾃ 宅待機期間中でも、⾏動範囲を限定すればビジネス活動を可能とすることで合意しまし た。 また、安全保障の分野では南シナ海への進出を進める中国を念頭に、「⼀⽅的な現状変更 の試みを深刻に懸念する」とけん制し緊密に連携していくことを確認しました。 また、⾃衛隊の装備品などを輸出するための防衛装備品の技術移転協定でも実質的な合意 にいたりました。 今回の訪問には真理⼦夫⼈も同⾏し、⾸脳会談前の歓迎式典に出席するなどファーストレ ディとしての外交も始まっています。 ベトナムは現在、累計感染者数が1100⼈ほどと少ないため、記者は、⽇本出国前とベトナム⼊国後に2度のPCR検査を受け、ホテルからの外出が制限される中での取材とな っています。 菅⾸相は20⽇、インドネシアに移動する予定です。