ゲアンと投資を誘致する可能性

ゲアン省の基本情報はベトナムの北中部の中心に位置するゲアン省は面積が約1万6500平方キロメートルである。面積から言えばベトナムで一番広い都道府県だ。海も山も平野もあります。ヴィン市は一級等の都市であり、ゲアン省だけではなく北中部の地域の文化経済中心地だ。人口330万人でヴィン市はベトナム4位。(ハノイ市、ホーチミン市、タイン・ホア市の次である。)

森も海も鉱山もあるのでゲアン省は豊富な天然資源がある。特にセメント、石、タイルなどの建築材料の原料となる鉱産物だ。交通インフラとして道路、空港、港湾、河川舟運、鉄道、ボーダーゲートが揃い、北中部地域の交通、ベトナムの北部と南部の間の貨物運搬、および東西経済回廊で重要なスポットだ。東西方向でラオスに繋がる道路が5線がある。

近年、ゲアン省は経済地区、工業団地の開発及び工業団地への入居促進を重視している。東南工業団地へ重点的な大規模プロジェクトを誘致できた。工業団地開発、インフラ整備の典型的な事業として、VSIPゲアン工業団地開発(7600万米ドル)、ゲアンHemaraj 1号工業団地開発(9200万米ドル)、7万トンのセメントに対応できるVisai港湾施設開発(2兆1000億ドン)、4万9000トンの石油に対応できるDKC港湾施設開発(5700億ドン)、3万トンの貨物に対応できるクアロ港ベース5号、6号(6500億ドン)があげられる。
                                        

経済地区にも国内外の大規模プロジェクトを誘致でた。例として、シンガポールのVinhtechプロジェクト(2億米ドル)、ホアセングループの生産拠点2ヶ所(10兆ドン)、マサングループのビール工場と食品加工工場(3兆ドン)などだ。経済地区、工業団地の入居企業はゲアン省の租税歳入の10%を貢献し、2万人の労働者を雇用してくれた。しかし、残念ながらゲアン省の東南経済地区にまだ波及効果のあるプロジェクトを誘致できていない。

投資・ビジネス環境の質を表す都市競争力指数(PCI指数)は近年改善された。2019年ゲアン省は、PCI指数が北中部地方で最も良いだ。ベトナム18位で前年より1位上がった。PCI指数を構成する10項目の内、8項目が著しい改善を見せた。それは、「事業開始のコスト」「事業環境の透明性」「行政手続きの実施にかかる時間」「非公式手数料」「公平的な競争」「地方自治体が企業の問題を積極的に解決します」「人材育成」「法制度」である。これはゲアン省の過去最高の順位で、行政改革・投資誘致に関する自治体と県民の取り組みを証明した。